ハピ森物語episode1 キャラメル様邸 本に囲まれた暮らし

過去に担当した333軒すべてのリフォームを言いつけられたわたしがまず向かったのは入社直後に担当したキャラメル様の部屋だった。

担当当時は使える家具が相当限られていたし、制約もかなり大きかったものの、インテリアコーディネートそのものはわたしとしてはまずまずの出来だと考えていた。

けれどもその時は土地やエクステリアのご案内がまだ出来なかったので、今回はそれらを含め全体的な建て直しの提案をさせていただくことにした。

 

キャラメル「お任せしますので、ぜひまたよろしくお願いします」


すんなり快諾していただいたばかりか、今回は特に要望もないという。
わたしはキャラメル様が以前にこんなことを仰っていたのを思い出していた。

 

 

「静かな森の中で大好きな本に囲まれて暮らせたらいいなぁ」

 

  

早速キャラメル様を連れて社に戻り、プランニングを始める。
土地はしとしとと雨の降る山に抱かれるような谷をご提案し、これまでの部屋は若干手狭だったとのことなので、間取りは一回り大きなワンルームに決まった。 

キャラメル様邸 本に囲まれた暮らし

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木々を多めに配置して鬱蒼とした森を演出。
「本に囲まれた暮らし」というよりは「気に囲まれた暮らし」の方が相応しいかもしれない。

若干やりすぎた感はあるが、これなら間違いなく静かな読書ライフを送れるだろう。
柵ももちろん木材で。

 

外観

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エクステリアは基本的にクライアントの体や衣服の色と合わせるのがわたしのこだわりである。
森を先に作ってしまった関係で小さな家を選ばざるを得なくなったが、そもそもあまり大きな家ではないので許容だろう。
壁の色や塗りが溶けたような雰囲気があり、キャラメル様によく似合う。

 

《使用エクステリア》

中くらいの家
オレンジデコボコ屋根
土の壁
黄色いログハウスドア(角丸)
丸太の柵

小さい木

 

内装

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両面の本棚で居室と書斎を分け、いつでもどこでも気軽に本を手に取ることが出来る。
室内も全体的にキャラメル様の色と合わせた落ち着いた柔らかい茶系をメインとし、緑をアクセントに使用している。
雨の降る山間部で湿気が気になるので、本が傷まないよう書斎にはエアコンを備えておいた。

 

居室

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キャラメル様のナチュラルな雰囲気をインテリアにも反映。
よりゆったり過ごせるようにソファではなくカウチをご用意した。
本棚が大きく圧迫感があるので、テーブルとベッドは明るい色味にリメイクして重さを和らげている。

 

書斎 

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どうしても時間を忘れて読書に没頭してしまうというキャラメル様。
ふと目を上げた時に気づきやすい位置に振り子時計を配置した。
また観葉植物のパキラを置くことで部屋に明るさを与えつつ、目の疲れを和らげる効果も狙った。
座り心地の良いバスケットチェアは長時間座っていても疲れにくい。

 

《使用インテリア》

シックな壁
シンプルな床
リーフのスクリーン
環境音:雨
ガラスのシェードランプ(ホワイト)
ミックスウッドのベッド(シンプル/ツリー)
ミックスウッドのランプ
ナチュラルなローテーブル(ライトブラウン)
四つ葉のクローバー
カウチ
蓄音機★*1
両面の本棚★
積まれた本★
マガジンラックS
布のシェードランプ(オレンジ)
シックなテーブル(ブラウン/イエロー)
コーヒーカップ
バスケットチェア(ナチュラルブラウン/グリーン)
パキラ
ドットのラグ
エアコン
振り子時計

 

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どこかのピンクカワウソとは違うということをよくおわかりいただけていて嬉しい。

ご満足いただけたところで今日も何食わぬ顔で帰社し、勤務を終えた。

 

 

 

*1:★はクライアント持ち込み家具